逆流性食道炎は症状の強さも個人差がありますが、治療方法も数多く存在します。自分と相性のいい治療方法を見つけてみましょう。

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逆流性食道炎は漢方薬でも改善できる

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食後に胸焼けがしたり、咽喉に酸っぱいもの・苦いものがこみ上げてくる、ゲップがよく出る、そんな症状は逆流性食道炎かもしれません。
通常であれば口から胃までは一方通行です。
下部食道括約筋によって閉じられており、食べ物を飲み込んだときだけ開いて胃に送り込まれるのです。
しかしながら、逆流性食道炎になった場合、胃酸が逆流してしまいます。

胃酸は酸性度が強く、更に消化酵素も逆流してきてしまうと、防御機能のない食道は炎症を起こします。
その結果、胸焼けや呑酸といった不快な症状が起こるのです。
気分もさえなくなり夜もぐっすり眠れなくなります。
仕事や日常生活に支障をきたす前に早めに改善しましょう。

逆流性食道炎は、元々は筋力が衰えてくる高齢者に多い病気でした。
しかしながら最近では食生活の欧米化により脂肪やタンパク質を取りすぎで若者でも発症するようになっています。
食生活の改善も必要ですが、忙しい毎日を送る彼らに毎日和食の野菜たっぷりの献立を用意するように求めても難しいでしょう。
そのまま放っておいても悪化する一方です。
薬の力も借りてみましょう。

西洋医学においては、PPIという薬が処方されるでしょう。
こちらは、過剰に分泌されてしまった胃酸を抑えて食道に逆流するのを防ぐ薬です。
通常であれば1週間程度で効果が実感できるのですが、合わない方もいます。
それに副作用が心配だというのであれば漢方薬で東洋医学の力を借りてみるというのも手なのです。

半夏瀉心湯や六君子湯、半夏厚朴湯などツムラから出ているこれらの漢方薬は逆流性食道炎を改善するのに良い効果をもたらしてくれるのです。
医師の処方箋があれば健康保険の適用となりますから、長期服用が必要とはいえそれほど経済的な負担を強いられるわけではありません。
症状に直接アプローチする西洋医学と違って根本的な解決を目指す東洋医学ですから不眠や下痢など逆流性食道炎以外の体の不調も良くなるかもしれません。

漢方薬を服用する上での注意点

半夏瀉心湯や六君子湯、半夏厚朴湯などどれも漢方薬品メーカーとしては有名なツムラから出ている薬です。
とはいえ、やはり漢方薬ですから長期服用を視野に使用する必要があります。
なぜなら対処療法ではなく、トータルで身体のバランスを整えてやることで体質そのものを改善する、それが東洋医学での考え方だからです。
そのためこれらの薬はどれも胃のバランスを整えることを考えて作られているのです。
胃の働きを良くして胃の中のものが消化されやすいよう改善することで、胃酸の分泌量も抑えられて、その結果として胃酸が食道に逆流するのを抑えられるというわけです。

食後に服用が基本の西洋薬と違い、漢方薬は空腹時に飲みます。
胃の中が空っぽの状態の方が、成分が吸収されやすいのです。
独特なニオイや味は飲みにくいかもしれませんが良薬は口に苦しと言います。
温かな白湯でといてゆっくりと飲むのがおすすめです。

西洋薬を服用することで副作用に苦しめられたからこそ漢方に変えたという方も多いでしょう。
確かに効き目が緩やかな分、副作用は少ないです。
とはいえ、発熱やのどの痛み・むくみなど副作用の例がないわけではないのです。

他の薬との併用によって症状が出てくることもあるため、医師の指導の元服用するようにしましょう。
もしも何らかの症状が出てきた場合、もしかしたらその漢方薬があなたの体質に合わないのかもしれません。
相談して他の薬を処方してもらうようにしてもいいでしょう。
どのような体質か、逆流性食道炎の症状はどれくらいなのか、どういった体型をしているかなどによって処方される漢方薬は異なります。
できれば専門の医師がいるところで処方してもらう方がおすすめです。

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